子犬って何ヶ月から一緒に旅行できるの?って気になりますよね。
ですが、最低でもワクチンの準備をしてわんこの体調が整う生後6ヶ月までは旅行を我慢しましょう!
今回はそんなパピーの旅行デビューができる月齢について、ペット・トラベルアドバイザーとして詳しく解説します。
愛犬のカニンヘンダックスフンド:オッターと生後8ヶ月のヒルトン東京お台場での旅デビューから3歳までに車・飛行機・電車で30回以上旅行している旅行、お出かけ大好きな30代会社員。
●保有資格:ペット・トラベルアドバイザー/犬猫行動アナリスト/犬猫飼養アドバイザー/犬の管理栄養士/犬の皮膚被毛ケアリスト
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子犬の旅行デビューは生後6ヶ月以降にしよう
パピーを迎えたらすぐにでもかわいい我が子と一緒に旅行に行きたいって思いますよね?
わんこと一緒に旅行を楽しむためには、まず愛するわんこの健康と安全を最優先に考えることが大切です。
そのため、パピーの旅行デビューは生後6ヶ月以降にしましょう。
理由は、必要なワクチン接種が完了し、抗体がしっかりと形成される時期と、わんこのトレーニングができる時期が生後6ヶ月以降だからです。
- ワクチン接種が完了する時期:混合ワクチンと狂犬病ワクチンは、一般的に生後4ヶ月までに接種され、その後2週間かけて抗体が形成されます[混合ワクチン(1) <犬>/アニコム損害保険株式会社]
- 体調の安定:ワクチン接種後、わんこの体調が安定するためには時間が必要です[【獣医師監修】子犬の予防接種について解説!ワクチン接種はいつから?開始時期や注意点も紹介/ペット保険のペット&ファミリー損保]
- 精神の安定:ワクチン接種後、外出をして外の世界に慣らします(社会化トレーニング)[子犬の社会化期とは? 社会化を成功に導く4つのトレーニング【トレーナー執筆】/みんなのブリーダー]
生後6ヶ月以降にわんこが旅行デビューができる理由
生後6ヶ月でわんこが旅行デビューできる理由は、ワクチネーションによる身体の準備と、トレーニングによる精神とマナーの準備の両方が整うからです。
この2つの準備をすることで、わんこも安心して旅行を楽しむことができます。
<パピーワクチン接種と社会化スケジュール(目安)>
生後0ヶ月
パピー誕生
↓
生後1ヶ月目以降(6〜8週目)
混合ワクチン1回目
↓
生後2ヶ月目以降(9〜11週目)
混合ワクチン2回目
↓
生後3ヶ月目以降(12〜16週目)
混合ワクチン3回目
↓
生後4ヶ月目(91日目以降)
狂犬病ワクチン※狂犬病予防法 第四条
↓
お散歩デビュー&社会化トレーニング
旅行デビュー前に”絶対に”守るべきルール
わんこの旅行デビュー前に守らなければならない最も大切なルールが2つあります。
それは、
1.ワクチン接種後であること
2.ヒートの時期を避けること
です。
上記の条件が全部揃う時期が大体生後6ヶ月です。
では詳しく解説しますね!
ワクチン接種後であること
わんこと旅行に行く前に、必ずワクチン接種が完了していることを確認しましょう。
混合ワクチンと狂犬病ワクチンは、わんこの健康を守るために欠かせないものです。
ワクチン接種が完了するのは一般的に生後4ヶ月頃で、その後2週間程度で抗体が十分に形成されます。
獣医師の意見によれば、これによりわんこがさまざまな病気から守られることが確認されています。
わんこの健康を守ってあげるためにもワクチンが完了してから旅行デビューしましょう!
ヒートを避けること
早い子だと生後5ヶ月頃から始まるヒート。
女のコを連れて行く場合、ヒートのタイミングには注意です!
ヒート中のわんこは、体調や行動に変化が出やすく、ストレスを感じやすい状態です。
なので、旅行中にヒートが重なると、わんこにとって大きな負担となってしまいます。
わんこの体調のためにもヒートのスケジュールを考慮した旅行計画を立てましょう。
宿泊先の規定を確認しよう
宿泊先ごとにわんこに関する規則が異なります。以下の点を確認して、宿泊先選びを慎重に行いましょう。
- ワクチン接種証明書の提示: 多くのペットフレンドリーな宿泊施設では、わんこのワクチン接種証明書の提示が求められます。これは、他のペットや人間への感染症を防ぐための重要な措置です。
旅行前には、ワクチン接種証明書をしっかりと準備しておきましょう。 - 宿泊先によるヒート中のわんこ禁止ルール: 宿泊施設によっては、ヒート中のわんこの宿泊を禁止している場合があります。これは、他のペットとのトラブルを避けるための措置です。
事前に宿泊先のルールを確認し、ヒートのタイミングを避けるように計画を立てましょう。
例えば、軽井沢マリオットでは、雌犬の場合、発情期(生理開始日から4週間)および妊娠状態でないことが宿泊の条件となっています。
他にも、軽井沢マリオットはもちろん軽井沢プリンスホテルでも、狂犬病とウイルス性伝染病の予防接種(5種類以上の混合ワクチン)を受けており、接種後2週間以上1年未満であることが求められます。
やっておいた方が良いトレーニング3選
絶対にやらないといけないものでないですが、やっておいたら旅行がスムーズになるのがわんこのトレーニング。
パピー連れ旅行に役立つトレーニングが3つをやってあげましょう。
1.社会化トレーニング
2.トイレトレーニング
3.無駄吠えトレーニング
トレーニングを通じてわんことの絆もできるし、旅行準備もできて一石二鳥です。
ワクチン接種してから旅行デビュー前の時間があるうちにトレーニングしてあげましょう。
社会化トレーニング
わんことの旅行を楽しいものにするためには、社会化トレーニングがとっても大切。
社会化トレーニングとは、わんこがさまざまな環境や人、他の動物に慣れるようにすることを指します。
このトレーニングを通じて、わんこは新しい場所や状況に対する恐怖心を減らし、安心して過ごせるようになります。
How to: 社会化トレーニング
ドッグトレーナーやドッグビヘイビアリストなどの専門家によると、社会化期と呼ばれる子犬の時期に色々な匂いを嗅ぎ、人やわんこに出会い、お出かけするなど多くの経験を積むことで、新しい環境に適応しやすくなります。
旅行ではわんこが見たことがない場所にお出かけすることになります。
行ったことがない環境でもわんこ安心して過ごすことができるように社会化トレーニングをしっかりしてあげましょう。
ワクチン接種前でもYouTubeなどを使って工事現場や車のクラクションなど多くの環境音を聴かせることで自宅でもできる社会化トレーニングがあります。
無理をせず、わんこのペースに合わせてじっくりトレーニングしてあげましょう。
トイレトレーニング
旅行中にトイレの失敗を防ぐためにトイレトレーニングをしておきましょう。
特にホテルや公共の場では、わんこがトイレを失敗するとトラブルの原因になってしまいます!
トイレトレーニングをしっかりと行って、安心して旅行を楽しみましょう。
もちろんトイレトレーニングが完璧にできていなくても、マナーパンツやマナーベルトがあれば粗相を予防でき安心です。
How to: トイレトレーニング
わんこと一緒に旅行やお出かけをしたいと考えているオーナーさんは、コマンドでおトイレをできるようにトレーニングをすると旅先で役立ちます。
そのためには「トイレタイミングを見逃さず」「繰り返し」トレーニングしましょう。
<合図でトイレをさせるトレーニング方法>
パピーが用を足しているのを発見!
↓
トイレ用の”言葉”(例えば「ワンツー」)を繰り返し呟く
↓
用を足したらすかさずクリッカーを鳴らし褒める&ご褒美
さらに詳しくは
トイレトレーニングは日々の積み重ねが大切です。
無駄吠えトレーニング
無駄吠えや夜泣きは、旅行中に他の宿泊者や周囲の人に迷惑をかけてしまうことがあります。
無駄吠えトレーニングを行うことで、わんこが新しい環境に慣れ、静かに過ごすことができるようになります。
私も以前宿泊したホテルで他わんこが夜吠えて眠れず困った経験があります…
How to: 無駄吠えトレーニング
わんこが意図なく吠える”無駄吠え”をしないようにするには「吠えても反応が得られない」と覚えてもらいましょう。
吠えても「遊んでもらえない」や「おかしがもらえない」と何もしてもらえないつまり”無駄”と教えます。
そして静かにしているときに「遊び」や「ご褒美」をあげて、”静かにしていると自分にお得”と覚えさせると静かに過ごすことができるようになります。
夜泣きはクレートトレーニングをして旅先でも安心して眠ることができる環境を作り対策をしてあげましょう。
さらに詳しくは
もしまだ無駄吠えトレーニングができていない!
という時は、周囲と距離がある貸別荘やヴィラを利用すると他の宿泊者に迷惑をかけず安心して旅行ができます。
オッターの旅行デビュー
そんなオッターの旅行デビューは生後8ヶ月にヒルトン東京お台場に行きました。
生後8ヶ月にデビューした理由は、オッターのトイレトレーニング。
これなら安心して旅行できるな!って思えるトイトレができたのがこのタイミングでした。
犬連れ旅行のアドバイス
犬連れ旅行はわんことオーナー両方が楽しく元気に過ごせることが大事です。
なので旅行先でわんこと安心して過ごすためにも事前準備をしっかりしましょう。
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まとめ
わんことの旅行デビューを成功させるためには、事前の準備がすっごく大切です。
わんこが安心して新しい環境に適応できるように準備をして楽しみましょう!
1. 旅行デビューは生後6ヶ月以降に:
わんこの体調が安定し、必要なワクチン接種が完了する時期が生後6ヶ月頃です。ワクチンをしっかり打つことでわんこが様々な病気から守られ、安全に旅行を楽しむことができます。
2. ワクチン接種とヒートのタイミングを確認:
旅行前に混合ワクチンと狂犬病ワクチンの接種を済ませ、ワクチン接種証明書を準備しましょう。
女の子のわんこの場合はヒートの時期を避けることが重要です。
3. 社会化トレーニング:
わんこが新しい環境や人、他の動物に慣れるための社会化トレーニングを行いましょう。
4. トイレトレーニング:
旅行中にトイレの失敗を防ぐために、トイレトレーニングをしっかりと行いましょう。
もしトイレトレーニングが完了していない場合でも、マナーパンツやマナーベルトを活用することでトラブルを防ぐことができますよ。
5. 無駄吠えトレーニング:
わんこが無駄吠えや夜泣きをしないようにトレーニングを行いましょう。
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かわいいパピーと一緒に旅行にいきたい!というオーナーさんは参考にしてみてください。